<期間限定公開>Sharath師のインタビュー

先日、ヨギーニというヨガ雑誌のアシュタンガヨガ特集をお借りしたので、記事をそのまま拝借させて頂きます。オリジナルの本はこちら。

アマゾンUnlimitedでKindleでも読めるみたいなんで是非!

シャラート・ジョイス

アシュタンガヨガを作った、完成させたとされるパタビ・ジョイスさん、通称グルジのお孫さん。
現在のアシュタンガヨガ最高指導者です。
欧米の方はシャラスと呼んだりしますが、こちらの雑誌では最近シャラートと改名したとなっています。

こちらに掲載されている話はインド・マイソールでの練習期間に行われるカンファレンス(毎週土曜日)で、幾度となく聞いている内容が多いので強調したい事なんだと思います。

■アシュタンガヨガとはどういうヨガですか?

アシュタンガヨガは「ヨガスートラ」に基づいた八支則からなります。
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※サトル注釈
ashto-8 anga-枝、アシュタンガとはサンスクリット語で8本の枝という意味。

Yama(ヤマ):他人や物に対して守るべき行動。道徳的基本。
Niyama(ニヤマ):自分に対して守るべき行動。精神的に守ること。
Asana(アサナ):ヨガのポーズ。アサナと共に意識を体の内側に向けていく。瞑想への準備。
Pranayama(プラナヤマ):呼吸と体、心を繋げることに意識を向けていく。意識的な呼吸を行うことにより自身に活力を与える。
Pratyahara(プラティヤハラ):感覚の制御。外からの注意を五感から引き離し安定した精神状態を保つ。
Dharana(ダラナ):集中。完全な自分自身の意識の安定、一点に留め動かさない。
Dhyana(ディヤナ):瞑想状態。対象物に集中することもなく、深い静かな精神でいられる状態。
Samadi(サマディ):深い瞑想と融合しておこる悟りの境地 。至福の喜び。
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練習生は順番に進みますが、そのうち私たちのヨガはアサナが中心。それによって体を理解し、体と神経系を浄化します。
たくさんの呼吸や一定の視点を保つ事で体が強く安定し、ヤマ・ニヤマを守りやすくなります。アサナの長い練習期間があり、続く呼吸のコントロールのプラナヤマ、感覚を取り除くプラティヤハラ、集中のダーラナでその状態を強化し、ディアーナで何事にも影響されないマインドを持つ事が可能になります。
その後に、最も高い意識を保てるヨガ的な状態であるサマーディが起こる。このために段階ごとに進む必要があり、長年のサダナ(スピリチュアルな修練)が不可欠。数年ではサマーディは起こらず、少なくとも10~15年の正しく質の高いサダナが必要です。

ヤマ・ニヤマは各自で守り、三支則目のアーサナ、四支則目のプラナヤマを教えます。この4つが確立されたら、プラティヤハラ、ダーラナ、ディアーナ、サマーティは自ずと起こります。

■自ずと起こるとは?

例えば、バラを育てる時どうしますか?
外に出てバラの花を摘んできただけでは育ちませんよね。
必要な栄養や水を与えることで花が咲くんです。私達の体は植物のようなもので、栄養を与えなければなりません
言い換えると、アーサナの練習をしている時やヤマ・ニヤマを 学んでいる時、私達は体に栄養を与えているということ。
素材に栄養を与えれば、ヨガが自ずと起こる。植物から花が咲くように、ヨガもあなたの中に咲く。
至福を感じるヨガ的な状態を経験することになります。それがヨガの実践なのです。

■私たちはその花の種、ヨガの哲学をすでに知っているのでしょうか。

なぜ世界にはたくさんの暴力があり、大勢の人が利己的になると思いますか。
私達の本来の自分(プルシャ)には、六つの毒(欲望、怒り、貪欲、誤った考え、傲慢、嫉妬)はありません。
でも、生まれた時にはネガティブな感情・思考の種を持ち、成長するにつれて、または特定の事柄や世界から影響を受け、そうした感情や思考を育てていきます。そして本来の自分を忘れてしまうから利己的になる。でもヨガを練習すると本来の自分に戻ることができ、嫉妬やエゴなどがない状態を理解できるようになります。

その本質の存在を確信するにはサダナが必要で サダナが深まれば六つの毒的要素は重要ではなく、ヨガ的生活がそれらから影響を受けない生き方だと知ることができるんです。

ヨガは健康と幸福感をもたらします。健康な人生と穏やかなマインドを持つことが、ヨガが唱える至福の人生
ヨガの八支則はこれを提供します。ヤマ・ニヤマを守ると争いが起こらなくなります。思考にある種の安定さを得て強い体を作るために、このメソッドを練習する必要があるのです。

■アシュタンガヨガが変化を促しやすいのはなぜですか?

私達はまだ変化の途中。
何度も無知を経験し、多くの事を知らないままなんです。変化には二通りありますが、一つ目は肉体の変化。アサナの練習で体は浄化され、柔軟になり活性化されます。
二つ目が、肉体の変化に伴って肯定的に考えるようになる事。否定的な考えが消えるよう思考が変化します。この肯定的な姿勢はとても重要で、何がよくて何が悪いか、何が正しくて間違っているかを判断できるようになります。思考の変化が起こると行動もものごとに対する反応もよくなり、より幸せな人生になります。

■同じポーズを行うことで、この変化を促しやすいのでしょうか。

そうです。体を強くし、何かを学ぶには何回も練習する必要があります。すぐに変化は起こらないので、長い時間をかけて学ぶんです「ヨガスートラ」も長年に渡る練習の必要性を説いています。3ヶ月程度続けても辞めてしまうのでは意味がない。1日、2日休んで再開しても意味がありません。尊敬と感謝の念をもって毎日練習する。そうすればより効果を実感でき、肯定的な影響がもたらされます。

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インタビュー内容は以上です。


2018年4月、初のタイでのワークショップにて。

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