ヨガで「真っ白に燃え尽きる」アシュタンガヨガの魅力

漫画「あしたのジョー」に出てくる、「真っ白に燃え尽きたぜ・・・」という有名なシーン。

アシュタンガヨガで得られる感覚もこれに似た部分があると思います。
ポーズと呼吸を絡めて練習を進めていくと何も考えられず真っ白な状態に。。。
ヨガの場合、より意識的に「真っ白になる」という感じでしょうか。
指先のポジション1mm、吸う・吐くの1秒をコントロールしながら。

パソコンやスマホの初期化・再構築にも近いかもしれません。
一旦ゼロにして必要なものを再インストールしていく作業。
仕事に不可欠だったアプリ。
ヘビロテだった音楽。
思い出の写真。
昔は必要だったけど、最近使わないモノは再インストールしないはず。
出来るだけ軽量・快適でいたい。

引っ越しにも似てますね。
次の場所へ移る時、必要ないモノは置いていく。
いい機会だから思い切って捨てる。買い換えるキッカケになる。

アシュタンガヨガの練習も一旦全てを脱ぎ去る。
イマ・ココに全集中する事で必要のないモノを一旦篩(ふるい)に掛けて手放す。
必要なモノはまた身に着ける、背負い直せばいい。
会社での役職や社会的役割、配偶者・親という立場。友達・グループ内のキャラ。
昔からの心のシミ・喜怒哀楽のトリガーになっていた思考パターンも練習を繰り返す事により徐々にほぐれていく。

結果、研ぎ澄まされシンプルになっていく。

最後のパドマサナで全てから解放された呼吸の快感。ウップルティヒ(両手で体を持ち上げるポーズ)で全部出し切った後の真っ白。

練習後の水・食事の美味しさ。
とにかく全てに感謝したくなるような幸福感。生かされてるという謙虚さ。
仲間たちと何の衒いもなく笑顔で向き合える純粋な心。共感。

アシュタンガヨガはそんな感覚を味わえる素敵な修練だと思います。
さ、限りある体・心。無理の無いペースで楽しんでいきましょう!

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