インド・マイソールからナマステ。
シャラート師とのマイソールスタイルでの練習(個々が自分のペースで自分の練習をして必要に応じて先生のアジャストが入る)では、一人練習が終わったら次の一人が呼ばれそのスポットに入り練習を始める、というスタイルをとります。
指定された時間にシャラ(道場)に行き玄関で待ちます。
「〜時に指定された人は中に入ってー」と呼ばれたら、前室に入ります。
そしてまた前室で「次の人来なさい」と呼ばるまで待ちます。
今回のシーズンは1月、2月、3月だけで、最大2ヶ月の練習期間。
なので2月はかなりの数の生徒のようで先月30分ほどの待ち時間だったのが、今月から1時間半くらいに。。。
↑後ろ側で座って見てる人いますね。
玄関で待った後はこのように前室でただひたすら待ちます。
前室では携帯は禁止。強制電源オフです。
なので自然と読書が進みますw
前置きが長くなりましたが、何度となく読んでいるこちらの本で深く共感できる箇所を抜粋して紹介します。
僕は昔から前屈が苦手で、高校の時の体力測定で立位体前屈が学年でビリ(反復横跳びは確か二位)でした。
なのでアシュタンガヨガを始めた当初はただの苦行でした。どうやったら体が柔らかくなるんだろうと。
プライマリーシリーズの座位のポーズは半分以上前屈ですね。
長年色んな先生から教わった末に辿り着いたのが、マインドを柔らかくする事。
ハムストリングスと呼ばれる足の後ろの筋肉群には色んな感情が宿るとされています。
僕は最初はこういうスピリチュアル的なアプローチは好きじゃなかったのですが、深い呼吸で感情やこだわりを解放する事を覚えてからちょっとづつ柔らかくなって行きました。
逆に力で無理やり倒そうとすると翌日足が痛くて。
そんな事を繰り返すうちにマインドと体の繋がりをとても強く実感しています。
参考になった箇所をシェアさせてもらいます。
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パシュチマターナーサナ(※上記写真のポーズ。いわゆる前屈)で最も重要なのは、身を任せることである。
このポーズはハムストリングを征服するものではなく、解放するものである。
ハムストリン グに息を吸い込み、ハムストリングを緩めれば、大きな動揺が生じる。
抑圧された怒り、競争心、欠点に対する恐怖心など、ハムストリングには多くの力強い感情が蓄えられている。
抑圧された感情はすべて、健康への打撃を与える可能性を持つものである。
それは有毒であり、性格への影響力もある。気づきをハムストリ ングに吹き込むことで強い感情が起こるのであれば、それが何であれ感じたことを認識し、その感情を解放する必要がある。ポーズを通して呼吸をするには、対処可能な強さでストレッチを続ける必要がある。
ストレッチが強すぎれば、体が硬くなって感覚は鈍くなる。
思いやりと知性を持って、ストレッチをする必要がある。
そうでなければ、古い無意識の条件づけを解放することはなく、悪習の新たな層を焼きつけることになる。
パシュチマターナーサナAの状態で、5回呼吸する。
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「アシュタンガ・ヨーガ実践と探究 」グレゴールメーレ著 より抜粋
是非お試しください。