動物を食べるという事

ヨガをやっているとベジタリアンですか?とよく聞かれます。私自身ベジタリアンでは無いのですが、世の中にはベジタリアンがたくさんいます。

欧米にはベジタリアン向けのレストランは街中に当たり前にありますし、最近ではビーガン(乳製品、卵、蜂蜜等動物的なものを一切口にしない人)向けレストランも多いです。インドでもベジタリアンがたくさんいます。

バンコクでおすすめのベジレストラン。May Kaidee.

色んな方が唱えている通り私の経験からも、動物を食べるとマインドが攻撃的(活発的)になります。
昔の戦乱の時代の支配者は猿の脳みそや熊の手等、高等動物を好んで食べて野心や支配欲を駆り立てていたようです。
一方、菜食で過ごすとマインドが穏やかになります。こちらも経験上納得です。精進料理だけを食べるお坊さんも穏やかですね。

アシュタンガヨガ最高指導者シャラート師は「動物は感情を持っているから食べるのはかわいそう。科学的にもベジタリアンの方が健康という事が立証されている」とカンファレンスでおっしゃっていました。

■動物にも感情がある!という動画です。web.facebook.com/garytvcom/videos/494404187719895/

また、文明が発達した現代は動物を頂く事が簡単にできます。スーパーへ言って小分けされたパックの物を買うだけです。本来なら、例えばもし牛のステーキが食べたいと思ったら、

・牧場(野生だったら草原?)で牛を捕獲

・屠る(殺す)

・血抜き、解体

・調理

といったプロセスが必要です。

ここまでしてもステーキを食べたいと思うでしょうか。

そもそも理性が発達した人間の脳は肉食に向いていないという説もあります。
例えば牛や豚が怪我をして血だらけで歩いてる姿を見て「おいしそう!」とヨダレを垂らしながら思うでしょうか。
ライオンやトラなら問答無用、おいしそう!と思いながら飛びつくでしょう。現代の人間にはそこまでの凶暴性は備わっていない、という考え方も頷けます。

インドの肉屋はこうしてその日捌いた肉を店先に吊るして、お客さんの要望に応じて切り売りします。買うのには勇気がいりますね。

■実際に動物が我々の家の冷蔵庫に運ばれて来るまでのプロセスです。
(※閲覧注意!これを見て肉を食べられなくなった人もいます。)
www.youtube.com/watch?v=yfk63fJOdRw

とはいえ、人間の歯には肉を噛み砕く為の歯があります。
永久歯の用途別としては
臼歯:切歯:犬歯
穀物:野菜:肉・魚
20本:8本:4本
つまり
5:2:1
の割合で食事のバランスを形成するのが自然、という説もあります。

確かに、肉・魚を食べないとビタミンB群が不足しがちで、抵抗力が弱くなり元気がなくなる事もあります。これは私自身経験しています。

また、ベジタリアン・ビーガンの人の中には目の下が窪んで、顔の肉の張りが無い人を見かけます。
サプリ等を使ってきちんとした栄養管理が必要なようです。

ただ、命を頂くという点では植物も動物も同じ。
ベジにしてもノンベジにしても食べ物に感謝しながら頂く事が何よりも大事ですね。

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